吉むすび
元三大師みくじ解釈 

十番・吉                    

(漢詩)

旧用多成破 新更始見財 改求雲外望 枯木遇春開 

(訳)

旧用多く破れを成し 新更して始めて財を見る 改めて雲外の望を求むれば 枯木春に遇うて開く

 

                       

(大意)

安逸をむさぼった結果多くの物に破綻が生じ/旧態一新の大改革をして、はじめて財政も安定する。/
そうなれば、痩せ細った新月がだんだん満ちて満月になるように、/一度枯れた冬木も、春になって再び花を開かせるであろう。 

(みくじの解)

旧態に安穏とせず、心機一転すれば吉。再び運も開く。

 

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」