吉むすび
元三大師みくじ解釈 

十四番・末吉                     

(漢詩)

玉石未分時 憂心転更悲 前途通大道 花発応残枝

                  

(訳)

玉石未だ別れざるの時 憂心転(うた)た更に悲しむ 前途大道に通じ 花発(ひら)いて残枝に応ず

                       

(大意)

自分がまだ玉か、それともただの石ころか分からなくて、/憂い嘆いていると、ますます悲しみが湧いてくる。/

しかし路は大道に通じ、前途は開けている。/花も枯れずに残った枝先に、咲こうとしている。

 

(みくじの解)

才能が認められず、嘆き悲しむことがあるが、しだいに名も知られ運も開いてこよう。

 

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」