吉むすび
元三大師みくじ解釈 

十八番・吉                        

(漢詩)

離暗出明時 麻衣変緑衣 旧憂終是退 遇禄応交輝

             

(訳) 

暗を離れ明に出ずるの時 麻衣、緑衣に変ず 旧憂終(つい)に是(これ)退き 禄に遇いて応(まさ)に輝と交わるべし

             

(大意)

今までの暗くみじめな境遇を脱して、漸(ようや)く運が向いてきた。/(衣服も)平民の白衣から、貴人の緑衣に変わった。/今までの心配ごともなくなり、 /厚禄を得て、光輝ある者と交わることができる。

 

(みくじの解)

今までの苦労が消え失せて、運が開けてこよう。ただし万事質実に実業に励むべし。

 

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」