吉むすび
元三大師みくじ解釈 

二番・凶

(漢詩)

月被浮雲 立事自昏迷 幸乞陰公祐 何慮不開眉

(訳)

月は浮雲に翳(おお)われ 事を立てるに自ずから昏迷す 陰公の祐(たすけ)を幸乞うも 何ぞ慮(はか)らん眉の開かざるを


(大意)

月が雲に覆い隠され、/物事を始めるにも先行きが暗くてよく見通せない。/そこでお月様に早く明るくなってくださいと祐を借りようとしたが、/あにはからん、その月がなかなか笑顔を見せてくれない。 


(みくじの解)

真理の月は当分あらわれないものと覚悟し、何ごとも悪あがきせず、時節の到来を待て。

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」