二十番・吉
(漢詩)
月出漸分明 家財毎毎興 何言先有満 更変立功名
(訳)
月が出でて漸(ようや)く分明なり 家財毎々に興る 何ぞ言わん、先ず満ありと 更に変じて功名を立つ
(大意)
月が出て、漸くあたりが明るくなってきたように、/どうやら運が向いてきて、家財もだんだんとふえてきた。それなのにどうして、もはやこれで満足だなどと安心してしまうのか。/さらにもっと努力すれば功を立て、名を揚げることができよう。
(みくじの解)
暗きより明るきに出る形で、喜びごと多し。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」