二十二番・吉
(漢詩)
漸漸濃雲散 看看月再明 逢春花草秀 雨過竹重青
(訳)
漸々(ぜんぜん)濃雲散じ 看看(かんかん)月再び明かなり 春に逢いて花草秀で 雨過ぎて、竹青を重ぬ
(大意)
漸(ようや)く雲も晴れ、/看る間に月の光が洩れ出てきた。まさにはるの訪れとともに、草や花が秀で伸び、/春の雨の、ひと雨ごとに竹の青味が増してゆくようなものだ。
(みくじの解)
今までの苦労や障害も消えて、これから万事発展を始める「雨過天青」の兆。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」