吉むすび
元三大師みくじ解釈 

二十五番・吉                    

(漢詩)

枯木逢春生 前途必利亨 亦得佳人箭 乗車禄自行

             

(訳) 

枯木春に逢うて生じ 前途必ず利亨(りこう) 亦(また)佳人(佳人)の箭(や)を得て 車に乗じて禄自ずから行かん

             

(大意)

春、冬枯れの梢に、花が芽吹き その梢と同様、前途には幸運が待つであろう そうやって運が開け始めると、佳人から白羽の矢も飛んで来て、良きことが次々と重なるものだ。高禄を乗せた車も自然とこちらへやってくるようになる。

 

(みくじの解)

幸運や援助の手が先方からやってくる兆。

 

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」