二十八番・凶
(漢詩)
意速無船渡 波深必?身 切須回旧路 方可免災?
(訳)
意速(すみ)やかにして船の渡る無し 波深くして必ずや身を?(あやま)らん 切(せつ)に須(すべか)らく旧路に回(かえ)る」べし 方(まさ)に災?(さいちゅん)免るべし
(大意)
いくら心が焦っても、あいにく渡し船がない。/
かといって無理に水に飛べこめば、溺れてしまう。/もとの路へ戻るべきだ。/そうすれば、確実に災難は免れるであろう。
(みくじの解)
旅に出て川に遭った旅人のように、万事進むことに不可。無理やりすすもうとすると、更に悪い結果となろう。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」