二十九番・吉
(漢詩)
憂轗漸消融 求名得再通 宝財臨禄位 当遇主人公
(訳)
憂轗(ゆうかん)漸く消融(しょうゆう)し 名を求めて再び通ずることを得たり 宝財、禄位に臨み 当(まさに)主人公に遇うべし
(大意)
志を得ず落魄(おちぶ)れていた状態が、漸く解消し、/
再び名誉が回復できた。/財産もちいと名誉にふさわしく手に入るようになって、/良い主人にも出会えて、運はますます上向きとなるであろう。
(みくじの解)
病人が回復するように、日一日と悩みが解消し、喜びに出会う。しかし我意を張らず、目上の助言には耳を傾けるべし。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」