三十三番・吉
(漢詩)
枯木逢春艶 芳菲再発林 雲間方見月 前遇貴人欽
(訳)
枯木春に逢うて艶やかなり/芳菲(ほうひ)再び林に発す/雲間方(まさ)に月を見る/前(すすんで)貴人の欽(よろこ)びに逢う
(大意)
春、冬枯れの木々にも艶やかな花が咲き、/林には芳しい花の香りが満ちている。/月も雲間から姿をあらわし、/その上なお、目上の引き立てにもあずかり、運勢はますます上向きとなる。
(みくじの解)
目上の引き立てもあって、運気はますます盛んとなるであろう。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」