四十番・末吉
(漢詩)
中正方成道 姦邪恐惹愆 壷中盛妙薬 非久去煩煎
(訳)
中正方に道を成す/姦邪恐らく愆(あやま)ちを惹かん/壷中妙薬を盛る/久しきに非ずして煩煎を(はんせん)を去らん
(大意)
偏らず正しき道を行えば、道は開く。/こうした正しき人はえてして姦邪のひとから邪魔されて、あやまちを起こすことも多い。/しかし、壷の中の妙薬を用いれば、/遠からずして、苦しみは去るであろう。
(みくじの解)
悪人にそそのかされて、あやまちを起こす形。人を選んで交わることが肝要である。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」