四十一番・末吉
(漢詩)
有物不周旋 須防損半辺 家郷煙日裡 祈福始安全
(訳)
物有り周旋せず/須(すべから)く半辺を損ずるを防ぐべし/家郷は煙火の裡(うち)/福を祈りて始めて安全
(大意)
邪魔物があって、ものごとが円滑に回転しない。/無理に回転させようとして、半分台なしにするようなことは避けよ。/家庭内には不穏な火種が、くすぶっている。/神仏に心をこめて祈れば、災いを免れることができよう。
(みくじの解)
はじめはものごとが思うようにいかず、家庭内にも心配の種が絶えない。運が向いてくる時を待て。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」