四十三番・吉
(漢詩)
月桂将相満 追鹿映山渓 貴人乗遠箭 好事始相斉
(訳)
月桂将(まさ)に相満たんとし/鹿を追うて三渓に映ず/貴人遠箭に乗ず/好事始めて相斉(あいととの)う
(大意)
月がまさに満月になろうとしている。/鹿(禄)を追っていると、その姿が谷川の水に映って、あとひと息で捕まえることができそうである。/ちょうどその時、引き立ててくれる人物の助力もあって、/鹿を獲ることができた。
(みくじの解)
吉運のみくじであるが、慢心は禁物である。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」