四十七番・末吉
(漢詩)
更望身前立 何期在晩成 若過重山去 財禄自相迎
(訳)
更に望む、身の前(すす)み立たんことを/何ぞ期せん、晩成に在(あ)るを/若し重山を過ぎて去らば/財禄自(おの)ずから相迎えん
(大意)
目前の立身出世を、いっそう望んでいるが、/どうして大器晩成の暁を、じっくり待てないのか。/家を離れ、他郷へでも出れば、/財産も俸禄も、向こうからやってくることであろう。
(みくじの解)
はじめは滞りがあるが、のちには先方から果報が飛びこんでくる。新天地へ出て、活躍の場を求めれば吉。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」