吉むすび
元三大師みくじ解釈 

五番・凶

(漢詩)

家道未能昌 危危保禍殃 暗雲侵月桂 佳人一?香

 

(訳)家道未だ昌(さか)んなる能わず 危々として禍殃(かおう)を保つ 暗雲月桂を侵す 佳人一?の香

                       

(大意)

一家の運勢はまだ安泰ではない。/非常に危うい状態で禍殃(わざわい)をはらんでいる。/

それはちょうど、黒雲が月を覆い隠しているようなもので/時折月が顔を出すが、それも線香ひとくべの短い間だけで、また隠れてしまう。

 

(みくじの解)

苦労の種は尽きない。少し良くなったかと思っていると、それも束の間また悪くなる。

 

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」