五十一番・吉
(漢詩)
修進甚功奇 労生未得時 騰身遊碧漢 方得遇高枝
(訳)
修進、甚だ功奇なり/生を労して未だ時を得ず/身を騰(あ)げて碧漢(へきかん)に遊び/方(まさ)に高枝に遇うを得ん
(大意)
精進に勤めて、大変奇特である。/しかしいくら骨を折っても修行しても、いまだに開運の時を得ない。/それではと一大決心をもって、身を躍らせて碧漢(あおぞら)まで飛び上がってみたら、/(幸い)精進に応じた身の置き場所、待遇を得て、運気もおおいに開けてくるであろう。
(みくじの解)
思い切りよくことに対処すれば、望外の幸せが得られる。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」