五十六番・末小吉
(漢詩)
生涯喜又憂 未老先白頭 労心千百度 方遇貴人留
(訳)
生涯喜び又憂う/未だ老いずして先ず白頭/心を労すること千、百度/方(まさ)に貴人の留むるに遇(あ)わん
(大意)
浮いたり沈んだり、安定しない生活が続く。/まだ若いのに、心配ごとが多く髪が白くなった。/そんな心配ごとが、百度、千度と多く続くが、/やがて目上の引き留めにあって、運勢も好転してゆくであろう。
(みくじの解)
中年までには万事に思わしからず、心労が続くが、晩年目上の引き立てもあって大いに成功する。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」