五十八番・凶
(漢詩)
有径江海隔 車行峻嶺危 亦防多進退 猶恐小人虧
(訳)
径(みち)有るも江海隔て/車行、峻嶺危うし/亦(また)多くの進退を防げ/猶(なお)小人の虧(か)くを恐る
(大意)
道はあるのだが、途中広い江に隔てられ、/車は、険しい嶺の上を行かなくてはならない。/進むにも退くにも、危険を防ぐ必要がある。/このような時はえてして、つまらぬ人間のそしりや妨害を受けがちである。用心せよ。
(みくじの解)
万事障害多く、運気大いに悪し。何ごとも慎んで細心に道を進むべし。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」