吉むすび
元三大師みくじ解釈 

六番・末吉

(漢詩)

宅暮鬼凶多 人事有爻訛 傷財防損失 祈福始中和

 

(訳)

宅暮鬼凶多く 人事爻訛(こうか)有り 財を傷(いた)んで損失を防ぎ 福を祈りて始めて中和を得ん              


(大意)

最悪の運勢で魔物のたたりも多い。/一身上の出来事に訛(うそ)や真実(まこと)が入り交(爻)って、混乱する。/
財を憂慮して、損失を防ぎ、/神仏に福を祈ればはじめて、人間の本道に立ち返ることができる。

 

(みくじの解)

はじめは間違いから道に迷い、身も危なくなるが、のちには本道に戻ることができる。

 

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」