六十一番・半吉
(漢詩)
旧ケン何日解 戸内保嬋娟 要逢十一口 遇鼠過牛辺
(訳)
旧けん、何(いず)れの日にか解けん/戸内嬋娟(せんけん)を保つ/十一口に逢わんと要さば/鼠(そ)に遇(お)うて牛辺を過ぎよ
(大意)
昔の過ちはいつ解けるのであろうか。/(などと嘆いてはいるが)内々にたおやかな美女を侍らせているではないか。/もし吉(十一口)運を得たいのなら、/子丑の月、子丑の人を用いよ。
(みくじの解)
悔い改めて福を祈れば、やがて運も開けよう。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」