六十二番・大吉
(漢詩)
災轗時時退 名顕四方揚 改故重乗禄 昇高福自昌
(訳)
災轗(さいかん)時々に退き/名顕(あらわ)れ四方に揚る/故(ふる)きを改めて、重ねて禄に乗り/高きに昇り、福自(おの)ずから昌(さか)んなり
(大意)
これまでの災いや障害は、しだいに退散し、/名誉は天下に知れ渡る。/旧弊を改革して、その功績によって、高禄を得て、/高位高官に昇り、幸せが舞いこんでくる。
(みくじの解)
運の盛りである。万事気を引き締め、慎重に対処せよ。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」