六十五番・末吉
(漢詩)
苦病兼防辱 乗危亦未蘇 若見一陽後 方可作良図
(訳)
病に苦しみ、兼ねて辱(はずかしめ)を防ぐ/危きに乗じて、亦未だ蘇らず/若し一陽の後を見れば/方(まさ)に良図(りょうと)を作(な)す可(べ)し
(大意)
病気に苦しみ、なおかつ他人からのあなどりを防がなくてはならず、/そうした危機からまだ、回復していない。/しかし易でいう純陰の卦に一陽が戻って来て(来復)復卦となるように、今までの苦労が去って運がめぐってきたのちは、/その盛運に乗じて、良い計画を立てるがよかろう。
(みくじの解)
はじめは苦労が多いが、末になって運が開ける。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」