七番・凶
(漢詩)登舟待便風 月色暗朦朧 欲碾香輪去 高山千万重
(訳)舟に登って便風を待つ 月色、暗く朦朧たり 香輪を碾じて去かんと欲せば 高山千万重
(大意)順風を待って舟出しようとしたが、/今まで明るく輝いていたつきが、急に暗く朦朧(おぼろ)になってきた。/それではと、車を引いて陸路を行こうとすれば/その陸路はまた高山が延々と続き、車でもとても行けない。
(みくじの解)何をするにも妨げあり。時節到来を気長に待たなくてはいけない。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」