七十一番・凶
(漢詩)
道業未成時 何期両不宜 事煩心緒乱 翻作徘徊思
(訳)
道業未だ成らざるの時/何ぞ期せん、両(ふたつ)ながら宜しからざるを/事は煩(わずらわしく)、心緒乱れ/翻(かえ)って徘徊(はいかい)の思いを作(な)さん
(大意)
道も業もまだ未完の時であるが、/両方とも、こんなに不十分だとは思いもよらなかった。/それを自覚すると、心はますます乱れ、/あちらへふらふら、こちらへふらふら思い迷うばかりとなろう。
(みくじの解)
新規に始めること。何ごとも悪し。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」