七十八番・末吉
(漢詩)
但存公道正 何愁理去忠 松柏蒼蒼翠 前山禄馬重
(訳)
但(ただ)公道の正しきを存せば/何ぞ愁えん、理の忠を去るを/松柏蒼々(そうそう)として翠(みどり)なり/前山、禄馬重なる
(大意)
正義の公道を歩んで行けば、/たとえ道理からいえば、不忠に似ていようとも、/厳冬にも蒼々(あおあお)とした緑を保つ、貞節な松柏のように、いつかは名誉があらわれて、/将来は大いに出世するであろう。
(みくじの解)
万事正義、公正を旨として行動すれば、いつか報いられて大いに出世しよう。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」