吉むすび
元三大師みくじ解釈 

八番・大吉

(漢詩)

勿頭中見尾 文華須得理 禾刀自偶然 当遇非常喜

 

(訳)

頭中に尾を見ること勿(なか)れ 文華須(すべか)らく理を得(う)べし 禾刀(かとう)自(おの)ずから偶然 当(まさ)に非常の喜びに遇うべし

                    

(大意)

頭中(ものごとの始まり)に尾(結末)を見てはならない /才能(文華)は理に叶ってあらわれるであろう。/
期せずして、大収穫があり、/立身出世するのであろう。

(みくじの解)

はじめ悪いようでも、帆船の順風を得たるごとく、しだいに才能を見出されて成功する。

 

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」