八十七番・吉
(漢詩)
鑿石方逢玉 淘沙始見金 青霄終有路 只恐不堅心
石を鑿(うが)ちて方(まさ)に玉に逢い/沙(すな)を淘(と)いで始めて金を見る/青霄終(つい)に路あるも/只恐らくは、堅心ならざるを
石の中から宝玉を取り出し、/砂を濾(こ)して砂金を見つけた。/その結果、天高く路を見つけたように出世の
路が開けたが、/ただ一つ心配なのは、心が堅固でなく、気まぐれな所がある点である
(みくじの解)
立身出世の兆であるが、気まぐれな欠点がある。心を堅固に保つことが肝要である。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」