八十九番・大吉
(漢詩)
一片無瑕玉 従今好琢磨 得遇高人識 方逢喜気多
(訳)
一片、無瑕(むか)の玉/今従(よ)り琢磨(たくま)するに好し/高人の識に遇うを得て/方(まさ)に喜気の多きに逢わん
(大意) 一個の瑕の無い璞(あらだま)(まだ石の中にある玉)。/これから琢磨(みがき)あげて、立派な玉に仕上げるのに好い。/鑑識の高い人に見出されて、/多くの喜びに逢うであろう。
(みくじの解)
その身賢く、才知をもって世間に名を知られ大いに出世する兆。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」