九十一番・吉
(漢詩)
改変前途去 月桂又逢円 雲中乗禄至 凡事可宜先
(訳)
前途を改変し去って/月桂又円(まどか)なるに逢う/雲中、禄に乗じて至り/凡事(ぼんじ)先んずるに宜(よろ)しかる可(べ)し
(大意)
将来の方針を改変したら、/欠けていた月もまた、円く満月となる。/天からは福禄が下る、幸運がやってくる。/この好機を逃さず、すべてに先手を打ってゆくことが大切である。
(みくじの解)
闇夜から月夜になるように、心の憂いも解けて喜びごとに逢う兆し。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」