九十四番・半吉
(漢詩)
事忌樽前語 人防小輩交 幸乞陰公佑 方免事敲爻
(訳)
事は樽前の語を忌み/人は小輩の交りを防げ/幸いに陰公の佑(たすけ)を乞い/方(まさ)に事の敲爻(こうこう)を免れん
(大意)
酒の上での話は、何ごとによれ慎み、/小人の輩との交わりは避けよ。/高貴の婦人(陰公)の佑を願えば、/めんどうな争いから身を守ることができよう。
(みくじの解)
口は災いのもと、人との交わりに心せよ。
「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」